当協会は、REAAA(*)がインドネシア公共事業・国民住宅省、インドネシア道路開発協会、IRF(国際道路連盟)との共催により、2017年3月22日から24日の間インドネシア・バリで開催された第15回REAAA道路会議において、Mino Best Project Awardを受賞した。
Mino Best Project Awardは、REAAAの第10代会長であったMr. Sadamu Mino(三野 定 氏)の醵金を基に2016年に創設された。この賞はアジア・オーストラレーシア地域で近年において実施された、道路または橋梁で傑出したプロジェクトであると認められたものに授与されることになっている。
三野賞には、次の2のカテゴリーがある。
Category I. High-volume road
Category II. Community road
従来からあるカテゴリーⅠはNHAT TAN BRIDGE CONSTRUCTIONとCENTRAL SPINE ROAD PACKAGE 3が選ばれた。
新たに設けられたカテゴリーⅡはMULTI PURPOSE COMMUNITY ROAD IN MONGOLIAとREMOTE AREA MINING & COMMUNITY ROADがえらばれた。(カテゴリーⅡは今回から設けられた賞)
受賞対象となったプロジェクトは、国建協がJICAの支援を得て2004年から2010年に実施したMULTI PURPOSE COMMUNITY ROAD IN MONGOLIA-TECHNOLOGY TRANSFER&JOB CREATIONです。このプロジェクトでは、マニュアルの作成、試験施工、マニュアルを使用しての工事ができるよう技術指導を行い、モンゴル国ゲル地区の生活環境改善及び雇用機会創出のため、住民参加型により低コストの簡易舗装を施工する手法をモンゴル国側に技術移転を行ったものです。
(*)REAAA(アジア・オーストラレーシア道路技術協会)
アジア・オーストラレーシア道路技術協会は、アジア太平洋地域の国々において国内外での専門的、商業的相互関係を発展させることにより、道路技術や関連する専門技術の向上、またその実施促進を行っている。
REAAAは、1973年6月にマレーシアに恒久事務局を設置し設立された。約24カ国、1,400人以上の会員を擁し、道路局長会議、国際会議、技術視察団、貿易展示会、セミナー、フォーラム、ワークショップなどの定期的なイベントの開催を行っている。
バリで開催された道路会議は、4年に1度開催されアジア・オーストラレーシア地域の道路技術者が一同に会する。